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大建加工からのお知らせ

【メルマガ2025年7月配信】「ポジティブリスト制度と表面加工」

こんにちは!

印刷の後加工はお任せください!大建加工株式会社です。



この記事は、弊社で取り扱っている加工のご案内として

以前に名刺交換またはアドレス交換させていただいた方に毎月お送りしています

弊社メールマガジンから内容を抜粋して掲載しております。



今回は「ポジティブリスト制度と表面加工」についてお送りいたします。





2025年61日から

食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度が

5年間の経過措置期間を終え、完全施行になったことをご存知ですか?





これにより、食品に接触する部分は、

安全性を評価した物質のみが使用可能となりました。

逆をいえば、

安全性が評価されていない物質は使用できません。



弊社では、ポジティブリスト適合書類を取り寄せ、

食品用紙器の内面に加工する商品には、

安全性の確認できた表面加工用材料を使用することで対応しています。



まず、ポジティブリストの対象範囲の考え方をおさらいしましょう。



ポジティブリスト(以下PL)の対象範囲は、

「食品と接触しているか?」がポイントになります。





紙に加工する場合の断面図を見てみましょう。





中華料理や揚げ物などの油分の多い食品には、

ハービルコート(食品紙器内面用コート)が多く用いられます。

この場合、食品と接触する「ハービルコート」がPL適合である確認が必要です。





高級感のある和菓子やお弁当の折箱のように

食品接触面に印刷がある場合、印刷を完全にフィルムで覆う

PP貼やPET貼のラミネート加工を施します。

この場合、食品と接触するフィルム層がPL適合である確認が必要です。



フィルム以下の層の樹脂に関しては、

有害な成分が人の健康を損なうおそれのない量以下の場合は対象外ですが、

当社は接着層も含めてPL適合のラミネート材料も確認済みです。



ただし、用紙適性によって指定の材料では加工が難しい場合もありますので、

本番前のテストや打合せ等は気軽に弊社営業部へご相談ください。



では、ポジティブリストに適合している表面加工とは

どんな種類があるのでしょうか?





コーティング関連では「ハービルコート」

ラミネート関連では「PP貼」「PET貼」をご提案しております。

PL適合確認書・宣言書・証明書といった確認書類を取り寄せ、

確認の取れた材料を使用して加工しています。





ラミネート関連では、特殊機能性フィルムの

「耐摩マットPP貼」や「ソフトタッチマットPP貼」はPL不適合であることは

覚えておきたいポイントですね。



とはいえ、「食品と接触する」ことのない

紙器の外面にはどの表面加工も加工可能ですので、

「食品と接触する面はどこか?」をポイントにご相談ください!



いかがでしたか?



「ポジティブリスト制度と表面加工」のご質問やご相談など、

詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。