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大建加工からのお知らせ

【メルマガ2025年6月配信】「トムソン罫」

こんにちは!

印刷の後加工はお任せください!大建加工株式会社です。



この記事は、弊社で取り扱っている加工のご案内として

以前に名刺交換またはアドレス交換させていただいた方に毎月お送りしています

弊社メールマガジンから内容を抜粋して掲載しております。



今回は「トムソン罫」についてお送りいたします。



「トムソン罫」というのは、

トムソン木型を使用して、紙に刃先の丸い刃物を押し込むことで、

紙を折りやすくするための「スジ」のことです。







基本的には、トムソン罫は加工面から押し込むので、

加工面をオモテに見たときに、罫線の部分は凹んでいます。





ただ、「トムソン罫」と言っても、実は少しだけバリエーションがあります。

では、他にどんな種類のトムソン罫があり、どういった使い方をするのでしょうか?





トムソン罫の情報をまとめた表がこちらです。





基本的な罫線はオモテ面から罫を入れる「押しケイ」ですが、

後加工の都合で用紙のウラ面から罫を押し込む「ウラケイ」が指定されることもあります。



「押しケイ」「ウラケイ」の指定は、弊社の判断だけでなく、

製袋会社さんや製本会社さんのご要望を聞いて決定すると安心です。



オモテ面から加工しながら、凸の罫線を入れる必要がある場合は、

罫用の刃を2本使用する「逆罫」という方法を指定します。







このように罫が入る部分を2本の罫刃で押さえながら、

下の面板側から押し込むことで、オモテ面から見たときに凸の罫線を入れることが出来ます。





罫刃を2本使用することで、可能な罫線は他にもあります。





2本罫」や「ベタ罫」は、

組箱の額縁や、厚み(マチ)が必要なタトウ式のポストカードケース、

観音開きの見本帳や折りパンフレットや紙製ポケットファイルなどに使用します。



個人的な感覚にはなりますが、見栄えや折りやすさで選ばれることが多いです。









上記の「2本罫」では2本の罫刃の間に面がありますが、

2本の罫刃の間にある面を取ることで、「ベタ罫」になります。









「ミシン罫」や「リード罫」は、

使用する刃の種類が違い、指定のピッチや加工見本をもとに選定します。





「ミシン罫」はパッケージの内面に商品紹介を印刷し、

購入後にミシン罫から切り取って展開することで文書を封入する手間を削減して、

商品説明をする仕掛けで使用されることがあります。



「リード罫」は切り込みが入ってしまいますが、

「逆折りしやすい」という特徴があり、組箱や底ワンタッチ箱に使用されます。



いかがでしたか?



今回紹介した罫の用途は一例ですので、

「トムソン罫」のご質問やご相談など、

詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。